させぼ四ヶ町アーケードにある婦人服のお店 ベルモードナカムラ
朝六時、春とは言え肌寒さが身にしみる頃、
私は一番鶏の声と共にたたき起された。
小さくて薄っぺらな蒲団から脱け出ると、外気が冷たい。
店先に打ち水をしたり、雑布がけをすることが
私の最初の仕事であった。
先輩たちは小柄でイガクリ頭の私の仕草を
ニヤニヤして見ているが、
今まで野良仕事で鍛えている私に、
これ位の仕事はホンの朝飯前だった。
ただ、一つの仕事が半分も済んでいないのに、
次から次へと仕事を言いつけられるのには閉口した。
おちおち昼飯も喰えないのである。
新米さんの当然の仕事とはいえ、商いの道は教わらず、
雑用に明け雑用に暮れた一年間だったと思う。
(原文のまま)
尋常四年生の時の賞状
※見えづらくてごめんなさい
操行上等
学業上等
平素勉勵と書いてあります
[1回]
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